年齢別教育保育のポイント
おおむね6ヶ月未満
- 首がすわり、手足の動きが活発になり、その後、寝返り、腹這いなどの全身の動きが活発になります。
- 泣く、笑うなどの表情の変化や、身体の動き、喃語などで自分の欲求を表現し、これに応対的に関わる特定の大人との間に情緒的な絆が形成されます。
おおむね6ヶ月から1歳3ヶ月未満
- 座る、這う、立つ、つたい歩きといった運動機能が発達したり、周囲の人物の興味を示し、探索活動が活発になります。
- 特定の大人との応対的な関わりにより、情緒的な絆が深まり、あやしてもらうと喜ぶなどやり取りが盛んになる一方で、人見知るするようになります。
- 自分の意思や要求を身振りなどで伝えようとし、大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉がわかるようになります。
おおむね1歳3ヶ月から2歳未満
- 歩く、押す、つまむ、めくるなど様々な運動能力の発達や新しい行動の獲得により、環境に働きかける意欲を一層高めます。
- 物をやり取りしたり、取り合ったりする姿が見られるとともに、オモチャなどを実物に見立てるなどの抽象機能が発達し、人や物との関わりが強まります。
- 大人の言うことが分かるようになり、自分の意思を親しい大人に伝えたいという欲求が高まります。
おおむね2歳
- 歩く、走る、飛ぶなどの基本的な運動機能や指先の機能が発達します。それに伴い、食事、衣類の着脱など身の周りのことを自分でしようとします。
- 発声が明瞭になり、語彙も著しく増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになります。行動範囲が広がり、探索活動が盛んになる中、自我の育ちの表れとして、強く自己主張する姿が見られます。
おおむね3歳
- 基本的な運動機能が伸び、食事、排泄、衣類の着脱などもほぼ自立できるようになります。
- 友だちとの関わりが多くなりますが、同じようなあそびをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多いです。
- 大人の行動や日常生活において体験したことをごっこあそびに取り入れたり、予想や意図、期待を持って行動できるようになります。
おおむね4歳
- 想像力が豊かになり、目的をもって行動し、仲間とのつながりが強くなる中で、けんかも増えていきます。
- 身近な人の気持ちを察し、少しづつ自分の気持ちを抑えられたり、我慢ができるようになっていきます。
おおむね5歳
- 基本的な生活習慣が身に付き、運動能力はますます伸び、喜んで運動あそびをしたり、仲間とともに活発に目標に向かって集団行動で行動することが増えます。
- 自分たちで決まりをつくったりします。
- けんかを自分たちで解決しようとするなど、お互いに相手を許したり、異なる思いや考えを認めたりといった社会生活に必要な基本的な力を身に付けていきます。
おおむね6歳
- これまでの体験から、自信や予想・見通しを立てる力が育ち、意欲が旺盛になります。
- 様々な知識や経験を生かし、創意工夫を重ね、あそびを発展させます。思考力や知識力も高まり、自然事象や社会現象、文字などへの興味や関心も深まっていきます。
- 様々な体験を通して自立心が一層高まっていきます。